YSくまざわクリニック院長のブログ

とにかく受診したいと思うクリニックを目指して

腰痛健診を行っています。

当院では腰痛健診を行っています。聞きなれない言葉と思いますが、会社で助成金

利用して腰痛健診をご希望されるケースが多いです。

 

腰痛健診をお勧めする方

1.中腰での作業が多い

2.立ちっぱなし、座りっぱなしが多い

3.重いものを持つ、運ぶことが多い。

4.介護のお仕事をされる方

5.仕事し始めて腰痛がある。

 

腰痛は「腰骨」に原因があることは以外に少ないです。

高齢者には圧迫骨折がありますので注意が必要です。

運動不足、姿勢、筋肉の凝り、ストレス、糖質過多、食べすぎに原因であることが多い

です。

ストレスと腰痛って関係があるの?と思われる方がいると思います。

私が今から15年以上前にジョン・E・サーノ著「ヒーリング・バックペイン」

長谷川淳史著「腰痛は怒りである。」を読んだことがありました。

この本の中で腰痛があるときに、車の中で一人きりになって自分が持っている怒りや

不満を言葉に出して思いっきり叫ぶというアドバイスがありました。

つまり腰痛がある ⇒ 腰骨に問題があるかもしれない ⇒ 検査

ではなく、まずは、ストレスや生活環境、職場の環境、食事の内容が大切なのです。

実際にやってみると意外にすっきりします。

別に腰痛でなくても体調不良でも、症状がなくてもなんでもいいんです。

何か気づきがあることもあります。

言葉に出してすっきりしたと同時にこんなことで怒らなくてもよかったんだと思える

こともよくあります。

車の中でもカラオケルームでも一人になれたらいいんです。

このことを知ってしばらくして週末に激しい頭痛と39度の高熱に襲われました。

週明けに担当の患者さんの手術があるため、緊張して準備をしていた矢先でした。

私は熱に弱く38度以上になると気分がハイテンションになってしまいます。この時も

熱によるハイテンションと早く治さないと大変なことになるという焦りと、体調管理が

できていない自分に対する怒りがありました。

自分で自分がわからなくなり、混乱状態になりました。

壁を足で叩きながら「熱なんか出している場合じゃないぞ!しっかりせんか!」とどな

っていました。たまりかねた妻がいろんな痛みに効くというベトナムオイルを頭に塗っ

てくれました。それから急に頭が気持ちよくなって頭痛がなくなり解熱しました。

怒りを言葉に出せたためなのか、オイルが効いたのかはわかりません。

 

話が脱線しましたが・・・・

 

当院では腰痛健診を行っております。約40分程度かかります。

 

問診 ⇒ 腹筋、背筋の筋力テスト ⇒ 脊椎の診察 ⇒ 食事内容や、職場でのストレスチェック

 

を行い、検査結果や腰痛の原因、職場での改善点、食事療法について

アドバイスさせていただきます。

 

インフルエンザについて

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今年はワクチンの供給が追いつかず、予防接種をご希望されていた患者様には大変ご迷

惑をおかけしました。中には今年はあきらめてしまった方も多いのではと思います。

インフルエンザ予防接種の目的は2つあります。

① インフルエンザに罹っても症状が軽くて済む。

② インフルエンザに罹っても集団感染力が弱くなる。

ですので、罹らないわけではありません。

では、罹らないようにするにはどうですればいいか?

 

1.十分な栄養

2.十分な睡眠、休息

3.手洗い、うがい、マスク着用

 

3.は実践的だが1.2.はよくわかるようなわからないような・・・・

 

1.⇒糖質を控えめにする。腹8分にする。食べ過ぎた翌日は1食抜く。

無理して食べないようにして胃腸、肝臓を休める。など。運動も大切でしょう。

 

2.⇒仕事は簡単には休めない方が多いですね。なかなか難しいです。

寝るときはできるだけお部屋をできるだけ真っ暗にして眠れるホルモン

メラトニン」がたくさん分泌されるように工夫しましょう。外国の高級ホテルでは、

より質の高い睡眠を提供するために、エアコンのランプやテレビの電源ランプや画面を

隠すサービスがあるくらいです。

 

もう一つ付け加えるとと、

免疫力をUPし予防するためには、

 

ビタミンC1日2g以上、またはそのとき1回2g摂取

ビタミンCはウイルス、細菌に対して効果があります。

ビタミンCを1日2g以上摂取することをお勧めします。

予防でなくても、風邪の前兆があれば早めに1g以上摂取することが大切です。

ビタミンC2gを食品で摂取ることは不可能なのでサプリメントを使いましょう。

 

ビタミンD1日1000単位~4000単位摂取

ビタミンDインフルエンザの予防効果があることが知られています。

紫外線を1日20分程度浴びると1日に必要なビタミンDを皮膚で合成する

ことができます。

ガラス越しで日光を浴びてもビタミンDは作られませんので、直射日光を浴びることが

難しい場合、皮膚のトラブルを気にして直射日光を避けている方、天気が悪い日では

体内で十分なビタミンDを合成することができません。

そんな場合にサプリメントビタミンDを補給するのがいいでしょう。

インフルエンザ流行する時期は割り切って数か月服用するのもいいと思います。

 

2018年今年もよろしくお願いいたします。

YSくまざわクリニックが昨年6月1日に開院して8か月目に入りました。

今年もスタッフ一同、一人でも多くの方に「来てよかった!と言っていただける

医療サービスを心がけていきますのでよろしくお願いいたします。

                       2018年1月4日院長 熊澤浩明

 

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鉄不足でうつになることがあります。

鉄不足とうつ症状の関係について

 体に蓄えてい入る鉄が少なくなると以下のような症状が出ることがあります。 

 

〇 頭痛

〇 いらいらしやすい、集中力低下

〇 神経過敏、些細なことが気になる

〇 立ちくらみ、めまい、耳鳴り

〇 疲れやすい

〇 関節痛、筋肉痛、腰痛

〇 のどの違和感(のどが詰まる)

〇 冷え症:手足が冷たい。

〇 朝なかなか起きられない

〇 皮下出血(アザ)ができやすい、鼻血が出やすい

〇 肌荒れ、髪が抜けやすい、爪がもろくなった、シミが多くなった、ニキビ

〇 不妊

〇 足がむずむずする

〇 氷が大好き

 

上記を症状を訴えて病院で診察や検査を受けも異常がない方が最近多いです。

原因がわからないとなると医師も患者さんも困ってしまいます。

ストレス?

となると精神科や心療内科の受診を勧められることがあります。

うつ病(朝起きられない)、パニック障害(喉の詰まり)、不安障害(神経過敏)、

等と診断されることがあります。

学生さんですと、

☑ 不登校(きつくて朝起きられない)

☑ 境界性人格障害(神経過敏で切れやすい)

等と診断されることもあるようです。

 

我々は食べ物の栄養素からエネルギーをつくっています。

1つの細胞の中に1000くらいあると言われているミトコンドリアでATPという

エネルギーを作っています。このエネルギーをつくる過程で鉄が必要です。

 血液検査で「フェリチン」という項目を測定すると診断できます。

フェリチンは30以下(40以下とする医師もいます。)で鉄欠乏と診断します。

男性の99.9%、50歳以上の女性の80%はフェリチンが100以上です。

しかし、15-50歳女性の80%はフェリチン30以下の鉄不足、40%はフェリチン10以下

の深刻な鉄不足であることが、心療内科医の藤川徳美先生のデータで明らかになって

おります。藤川先生は「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」という著書を出版され

すばらしい臨床結果を出されておられます。

 鉄不足だと十分エネルギーをつくれないので、上記のような症状が出るわけです。

うつ症状の原因はいろいろあります。

うつ症状があるときは、決してこころの病気だけではありません。栄養障害、ホルモン不足も見逃していけません。

 

例えば、学校に行きない、仕事に行けないと訴える方がいるとします。

おそらく、朝起きれない、夜眠れない、食欲がない、頭痛、下痢などいろいろな症状が

重なっていると思います。

いろいろ症状があると心療内科や精神科を勧められる方が多いのですが、お薬で完治す

ることはまずありません。根本原因をお薬では解決できないからです。

たくさんある原因の中で多いのが、

 

「人間関係のストレス」

「栄養」

「ホルモン」

 

の3つです。

①学校、職場の問題

親子の関係が最も大切です。いじめ、職場の人間関係、過重労働など

②栄養の問題

自分は大丈夫と思っている人が多いのですが、栄養失調の方は大変多いです。

受け身で食事をしていると糖質が多くなってしまいます。

糖質が多いと、

〇食後に眠くなる。

〇感情のコントロールが効かなくなり、怒りっぽくなる。

〇体がきつい、イライラしやすくなる。

などの症状が出やすくなります。

糖質は、パン、麺類、お米、甘いもの、果物、いも類などがあります。

また、ビタミンB、鉄、マグネシウム亜鉛たんぱく質が不足しているとうつ傾向に

なりやすく、やる気が出なくなったり、ストレスに負けやすくなったりします。

昔に比べ食物のもつ栄養素が減っているので、食べ物から十分な栄養素を取り入れる

ことはなかなか難しいです。

喫煙や飲酒している人はさらにビタミンBやビタミンCが失われるので補充が必要にな

ります。

③ホルモンの不足

みなさん、加齢とともに女性ホルモン、男性ホルモンは減っていきます。

ホルモンはストレス、運動不足、喫煙、飲酒などでもさらに減ることがわかって

います。

女性ホルモン(エストロゲンプロゲステロン)のバランスが崩れたり、ホルモンの量

自体が減ると、うつ症状以外にのぼせや冷えなどいろいろな症状が出てきます。

男性にも更年期があります。男性ホルモン(テストステロン)が減ると気力が低下し

仕事に積極的になれなくなり、うつ病の原因になることがあります。 

当院の患者さんの中には、栄養障害によるビタミン、ミネラル不足やホルモン不足がな

いかどうかもチェックすることが可能です。

自分を健康にするために一生懸命努力し、食事療法を頑張っている方、禁煙された方も

しますが、禁煙や禁酒をしたいけどできない、運動もどうやっていいかわからないとい

う方の方が多く、クリニックではそういう方も応援しています。

 

 

自分も患者になりました。②

精密検査の結果、幸い癌や結核の所見はありませんでした。CTで見える腫瘤の形などか

ら肺真菌症(カビ)の可能性が高いと診断されました。

試しに抗真菌剤を服用することになりました。

2か月後CTを取ると腫瘤は少し小さくなっており、がんの可能性はほぼ否定され、安心

しました。

患者さんの検査結果を待つ不安、恐怖を体験できたことは大変勉強になりました。

診断がつかない患者さんに対する医師の言葉がいかに大切かを身に染みて感じました。

 

抗真菌剤が効くことがわかったことと、倦怠感があったため、

この薬を試しに止めてみることにしました。

ちょうどその頃、勤務していた病院を退職する許可が下り、開業に向けて

大きく進路変更をする時期でした。

それまでの約15年間、自分が医師としてやりたい医療と実際にしている医療に少しずつ

ギャップを感じるようになりました。

そのうち自分がやりたい医療がだんだん形になってくるに従って、はやく開業したいと思うようになり、焦りも出てきました。 

健診で肺の影が見つかった時がそのピークの頃でした。

肺に異常を指摘され肺真菌症と診断されるまで、家族を含めたくさんの方々に支えら

れ、人のありがたさに感謝し、患者さんの気持ちがさらにわかるようになりました。

それから4か月くらいたってもう1回CTを受けました。

かなり腫瘤は縮小していました。もちろん抗真菌剤は服用していませんでしたが、

開業に向かって進み始めたのでストレスは減っていました。

担当医に薬を飲んでいないことを正直に伝え、薬飲まなくて縮小したのだから、

CT検査も今後必要ないということになりました。

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自分も患者になりました。①

勤務していた2016年2月末、毎年の職員健診を受けました。

いつものように自分の胸部レントゲンを診るといつもと違う所見が。。。。

「えっ!」・・・・・

右の肺に1cm程度の影がありました。

「腫瘍か?・・・まさか・・・」気が動転しましたが、

「自分の番が来たな。」と冷静な自分もいました。

院長先生にも相談しさっそくCT検査を受けました。

腫瘍の真ん中に黒い空洞があるタイプでした。放射線科の先生は「肺結核」と

診断されました。でも咳や熱はありません。

結核以外にも癌の可能性もありました。

「癌だったらやっかいだな。」と思いました。

原発の癌なら根治が難しく、転移性の肺癌なら末期癌です。

院長先生から呼吸器内科のスペシャリストの先生をご紹介頂き、気管支鏡検査や詳しい

血液検査を受けることになりました。

検査の時点では肺結核の可能性が十分ありましたので、個室のマスクして隔離され、

検査が終わるまでずっと隔離されました。

精密検査の結果が1週間後出るとのことでいろいろ考える辛い1週間となりました。

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院長がハートケアカウンセリングと出会ったきっかけについて

自分の子供が中学1年のある日、自転車で転び、頭をぶつけて帰ってきました。

頭は軽症でしたが、言動が幼くなっており、中学に入学してからの2か月間の記憶だけ

が完全になくなっていることに気づきました。小学6年生の記憶もまだらでした。

脳出血?後遺症?

翌日MRI検査や脳神経外科医の診察を依頼し、、、あせりました。

結果は異常なし、原因不明でした。

友達や担任の顔を忘れ、思い出せないのに、周りは自分のことを知っている。

このことがきっかけで息子は学校に行けなくなりました。

そのうち行けるようになるだろう。親は楽観的でした。

しかし、1週間、1か月、2か月、半年、1年・・・・・

担任教師、スクールカウンセラーに相談しても積極的な提案はなく、息子の学校に対す

る不安は逆にひどくなっていきました。

友人に会うことを避け、外出もしなくなりました。

息子に対して「なんで学校に行けないのだろう?」「勉強が遅れたら大変

だ。」「いい大学に行けなくなるぞ。」というあせり、不安、不満を息子にぶつけ

言い争いをするようになりました。

それから1年が経過したころ、YSメソッドによるカウンセリングと出会いました。

子供の記憶がなくなったのは頭を打撲したことが根本原因ではなく、中学受験のストレ

ス、親の過度の期待、おしつけが原因であったことがわかりました。

それから私の見方が変わり、そのままの息子でいいのだと思えるようになりました。

それから息子は変わり始め、現在高校に通学し中学時代の分まで

満喫しています。

このカウンセリングを福岡の困っている方々に広めみんなを元気にしたい!と

思うようになりクリニックを開業する決心をしました。

 

 

 

YSくまざわクリニックのハートケアカウンセリングとは?

当院で行っているハートケアカウンセリングは、

東京の「YSこころのクリニック」で行われているカウンセリングと同じカウンセリング

です。YSメソッドと呼ばれるカウンセリング方法です。

YSとはYasuyuki Satou 佐藤康行先生のイニシャルです。

佐藤康行先生が30年以上かけて作り上げたYSメソッド。

とてつもない効果を出しています。

一生使える目に見えない参考書です。

教えではありません。自分のなかに答えがあることを教えてくれます。

ですから、カウンセリングを受けてカウンセラーに治してもらうわけではありません。

カウンセラーはサポートをするだけです。

このカウンセリングで過去のトラウマや辛かった出来事により長年受けてきたマイナス

の感情をプラスに変えることができます。

自分は意識していなくても、マイナスの感情がたまってくると、その人が持っている

自然治癒力を発揮できなくなります。

その状態がひどくなると体にSOSとなってからだの症状が出てくるのです。

眠れない、食欲がない、音に敏感になる。風邪ひきやすい。朝起きれない。

辛かったことを辛いと思わなくてよくなれば、心が軽くなり、すべてのことを

受け入れて、明るく元気に過ごすことができるようになります。

体調不良や病気は辛いですが、決して不幸なことではありません。

われわれにあることを気づかせようとしているだけなのです。

マンガ家の田中圭一さんが「自分の『うつ』を治した精神科医の方法」を読んで

10年苦しんだうつ病を克服できたそうです。

それは東京にあるYSこころのクリニックで院長をされている宮島賢也先生が書いたご本

でした。

そして田中さんが宮島先生に恩返しをするために完成させた本が「うつヌケ」という

マンガでした。

私も短い間でしたがYSこころのクリニックで宮島賢也院長といっしょに診療しておりま

した。当院のハートケカウンセリングを一人でも多くの方に受けてほしいと思っていま

す。

 

YSくまざわクリニックは、いろんな治療が受けられるクリニックです。

YSくまざわクリニックは、いろいろな治療をしているクリニックです。

「外科の先生なのに美肌治療やカウンセリングもしている。」

「外から見たらエステみたいな感じがします。」

「本当に内科の診察もしているの?」

「結局、何科ですか?」

という質問はしょっちゅうです。

友人から

「どれか一つにしたらどう?」

「いろいろしているから説明が面倒で患者さんを紹介できん。」

と言われることも少なくありません。

開業したいと思ったきっかけは・・・・

「病院でなかなかよくならない症状、こころが辛い方に、こころもからだも元気にする

提案ができるクリニックをつくりたい!」でした。

クリニックでは保険診療をはじめ、カウンセリング、栄養療法、点滴療法、美肌治療を

組み合わせた治療になりました。自由診療(保険が効きません。)が多いですが、病院

では受けられない治療法も含めてご提案し、患者さんがその中から選ぶことができるよ

うな診療を心がけています。

YSくまざわクリニックは、「今まで私が診察させていただいた患者さんの要望を具体化

したクリニックなのだ」と今この原稿を書きながら気づきました(笑)。

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