YSくまざわクリニック院長のブログ

とにかく受診したいと思うクリニックを目指して

成長ホルモン① 

成長ホルモンアンチエイジング、うつ、免疫力UP、健康維持にとても大切なホルモンです!

 

患者さんから、 

「運動不足を解消したいので何したらいいんですか?」

「マラソンやジムの激しいトレーニングは苦手なんです。」

「自分でするのって長続きしないです。」

という質問が少なくありません。

こういう質問は大歓迎です。

 

運動しないと体と心のバランスが保てないと本能で自覚し始めるのは

40歳から50歳くらい、男性も女性も更年期に差し掛かる年代が多いです。

私たちは健康維持する上で運動は大事ということは理屈抜きにわかっています。

 

当院でアンチエイジングの血液検査で成長ホルモンを測定します。

年令とともに低下するのは当たり前ですが、運動不足の方では特に低値です。

 

成長ホルモンはアンチエイジングで最重要ホルモンの一つとされています。

10代までは成長に関係し、20歳以降は細胞を再生し、組織を修復するホルモン

となります。

10年間で約14%ずつ低下すると言われています。

成長ホルモン量は、若者では23時~3時までに多く分泌されますが、

老年ではピークがありません。

 

成長ホルモンの働きは

・うつの改善

・皮膚の弾力UP

・免疫機能のUP

・骨密度の改善

・運動能力の向上、筋力UP

・睡眠や疲労の改善

・体脂肪の減少

・食欲の改善

 

次回はどうすれば成長ホルモンを増やすことができるのかをお話しします。

 

 

 

 

 

味覚障害について

最近味覚障害で受診される方が多くなりました。

 

味覚障害の原因には以下のようなものがあります。

  • 舌炎

  熱い食べ物による火傷、義歯によるキズ、ウイルスによる感染などがあります。

  • 栄養の問題

  ビタミン不足:ビタミンB12葉酸(ビタミンB9)

  ミネラル不足:亜鉛、鉄不足

  • 薬の副作用

  降圧剤、抗けいれん薬、尿酸治療薬など

  • 歯の問題

  歯周病、入れ歯

  • 口腔内乾燥症

  唾液の分泌が減ったり、口呼吸で口腔粘膜の水分が失われるため口腔内が乾燥し、

  ドライマウスとも呼ばれています。

  原因としては、加齢や、良く噛まないで早食いをする食生活、生活習慣病、精神的

  なストレス、薬の副作用などが挙げられます。

  シェーグレーン症候群、口腔内カンジダ症といった特殊な病気

  • 病気に合併する場合

  〇 うつ病

  〇 糖尿病

  〇 肝障害

  〇 腎障害

  〇 甲状腺の病気

  〇 炎症性腸疾患:クローン病、胃や小腸の術後

  〇 感染症:歯肉炎、ヘルペス副鼻腔炎、インフルエンザ、口腔内カンジダ症、

  〇 神経系疾患:顔面神経麻痺(ベル麻痺)、グランバレー症候群、

    多発性硬化症パーキンソン病

   〇 中枢神経系の病気:腫瘍、出血

亜鉛が多く含まれている食物

牡蠣、ココア、緑茶、抹茶、ごま、肉、魚、海藻、豆類など

YSくまざわクリニックでできること

1)口腔内の診察

舌に炎症がないかどうか、歯科金属、歯周炎、義歯の影響

( 歯科医に御紹介する場合もあります。)

2)血液検査

亜鉛、フェリチン(貯蔵鉄)、肝機能、腎機能、糖尿病のチェック

3)診察、血液検査結果に基づく生活指導、ビタミン、ミネラルの処方

 

治療の引き出しはたくさんあります。~食事~

気になる症状に対して行う治療法はひとりひとり違います。

症状がなくても未病対策は大切です。

食事療法は治療の一番ベースです。

 

〇 食事

 

基本は低糖質、高タンパク質

便利で簡単でおいしく食べられる時代です。その反面、糖質(炭水化物から食物繊維を

除いたものを糖質と言います。)が多くなりがちです。

なるべく低糖質にしてタンパク質を十分に補う必要があります。

重病でない方は週1回はおもいっきり好きなものを食べる日をつくってください。

がんばりすぎると逆効果の人もいます。

また油が偏らないように心がけることも大切です。

偏った植物油の害が問題にされており、動物性油の必要性も評価されています。

keyword: キャノラー油、亜麻仁油、ギー、オリーブオイル、マーガリン、

ショートニング

食材の質や食品添加物

例えば卵・・・鶏の育つ環境や餌の質によって卵の質は違うことは想像できますね。

添加物だらけの食品は少なくありません。

サプリメントもそうです。

言い出したらきりがありませんが知識は必要です。

 

自然治癒力について その2 傷のお話

ホームページにも書いていますが、

けがした時に

〇キズを水につけたら雑菌が入るからぬらしてはいけない。

〇消毒しないとキズが化膿する

〇汁が出るからキズは乾燥させたほうがいい。

〇かさぶたになったら治ったようなもの

 

昔はこれらはすべて常識でした。

でも今ではすべて間違いです。

 

〇キズはすぐ水道水で洗うこと。日本の水道水には雑菌がありません。

〇消毒液で菌は死にますが、一時的ですぐ繁殖します。正常細胞にかなりのダメージを

与えるので逆効果です。

〇傷から汁が必ず出ます。この汁に傷を治すいろんな細胞が含まれており、汁が乾燥し

ないようしないといけません。

〇かさぶたができるということは、傷の表面が乾燥したため、皮膚や細菌の死骸がかさ

ぶたになったのです。

 

キズから出てくる汁(浸出液)こそが我々が持っている自然治癒力です。

消毒薬や軟膏などの薬が必要ではないのです。

擦り傷、切り傷、やけどは消毒をせず、流水で洗って、乾燥させないグッズで治療する

のが基本です。

昔からある安い絆創膏(バンドエイド)は傷を隠すだけで、治療には役立ちません。

傷が乾燥するからです。

 

 

 

自然治癒力について その1

私たちには自然治癒力があります。

風邪ひいても、キズができても自然に治す力を持っています。

しかし、この力はいつでもフルで発揮できるわけではないようです。

 

ストレスが多くなると体調を崩す、病気になるということは

みなさん理屈ぬきに体感していると思います。

ストレスはいいストレスと悪いストレスがあります。

人前でスピーチをすることは緊張しますが、達成感や人からほめられたり

して心地よい状態になるとすれば、これはいいストレスです。

悪いストレスは、例えば子供の頃に失敗してトラウマになっていること、

人間関係のトラブルなどです。

悪いストレスがたまっていくと自然治癒力が発揮できなくなります。

その結果、体調不良、病気になるわけです。

 

当院のハートケアカウンセリングでは、

このたまった悪いストレスをプラスに変えて

自然治癒力を引き出します。

自然治癒力というと、難病、がんなどの病気をイメージしますが、

うつや朝起きれない、疲れやすい、人間関係がうまくいかない場合も同じです。 

 

自然治癒力が十分引き出されると、努力しなくても全自動でトラウマや悩みは

溶けてなくなっていきます。

そうすると病気が好転したり、軽くて済んだんリ、治療がスムーズにうまくいくことに

つながります。

 

 

 

風邪は体のSOS

5年以上前のある晩のこと、私は当直をしていました。

30歳くらいの男性が風邪症状で受診され、風邪薬だけでもらえばすぐ帰りたい

ような話を看護師にしていました。

カルテではその患者さんは月1回くらい風邪で受診していました。

アルコール、たばこ、・・・

熊澤「仕事大変でしょう。」

「えぇ、まあ・・・」

 

涙が込み上げて必死でこらえている。

右手にユンケルを持って。

薬を貰いに来たんじゃないとわかりました。

 

「なんでわかるんですか?」

「毎日忙しすぎて帰宅してシャワー浴びて寝るだけです。仕方ないかなって。」

 

熊澤「薬は出しますけど、休養が一番ですね。栄養も。食べすぎだめですよ。

糖質はとりすぎないように。ビタミンはこれが・・・・」

 

仕事のストレスでアルコール、たばこでストレス発散し、体が悲鳴を上げ、

風邪症状でSOSを出していました。

 

会社のストレス、上司のこといろいろ話をしてくれました。

ストレスが原因であり、栄養、休養の大切さを説明して薬を出そうとしたところ、

「いえ、薬は要りません。お話しして気持ちが軽くなったので、ビタミン剤買って

帰ります。まさか病院でグチ聞いてもらえると思いませんでした。」

とちょっと元気になって帰っていきました。

 

ゴミを吐き出せずため込むと、

その人が持っている自然治癒力が発揮できなくなります。

病気は気づきです。不幸なことばかりではありません。

「おい、違うだろ!不自然だろ!」と教えてくれていると思います。

高校の倫理社会の教科書に「自然に帰れ」というルソーの言葉があり、

意味も解らず覚えていたのを思い出しました。

 

この患者さんの最後の言葉を聞いて、夜中に当直してよかった!

と思う自分に気づき、開業を決意した瞬間でもありました。

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YSくまざわクリニックでの診療内容のご案内

YSくまざわクリニックでの診療内容のご案内

~簡単ではありますが、当院で行っている治療についてご説明します。~

 

保険診療

〇 内科

・急な病気(かぜ、腸炎など)、よくわからない体調不良、生活習慣病

・インフルエンザ予防接種

・漢方:通常のお薬が苦手な方

 

〇 外科

腰痛、けが、やけど

〇 慢性の病気・・・高血圧、高脂血症など生活習慣病

 

自由診療(保険適応外の自費診療です。)

〇 ハートケアカウンセリング

まず、医師、看護師による90分の無料相談を行っております。

東京YSこころのクリニック(院長 宮島賢也先生)と連携し、同じカウンセリングを

行っています。YSメソッド認定カウンセラーが丁寧に担当させていただきます。

 

〇 美肌治療

・光治療

・ハーブピーリング

・高濃度ビタミンC点滴

・美肌注射

・プラセンタ注射

・化粧品

の中から患者さんに合った治療をご提案します。

 

〇 サプリメント:各種ビタミン、ミネラル、腸内サプリなど

病気の予防、体調の改善、アンチエイジングの目的で、患者さん一人一人に合った、

クリニック専用のビタミン、ミネラルを提供します。

 

〇 注射、点滴

・プラセンタ

・美肌注射、パワービタミン注射、二日酔い注射

・高濃度ビタミンC点滴

・グルタチオン点滴

・マイヤーズカクテル点滴

 

〇 天然型ホルモン補充療法

個人差はありますが、加齢とともにホルモンは少なくなり、体調不良の原因になること

があります。

そのため男性、女性それぞれに更年期があり、無理してがんばらないでいいわけです。

血液検査でホルモン量を調べて、天然型のホルモンの補充を提案します。

 

〇 企業健診、腰痛健診

 

腰痛健診を行っています。

当院では腰痛健診を行っています。聞きなれない言葉と思いますが、会社で助成金

利用して腰痛健診をご希望されるケースが多いです。

 

腰痛健診をお勧めする方

1.中腰での作業が多い

2.立ちっぱなし、座りっぱなしが多い

3.重いものを持つ、運ぶことが多い。

4.介護のお仕事をされる方

5.仕事し始めて腰痛がある。

 

腰痛は「腰骨」に原因があることは以外に少ないです。

高齢者には圧迫骨折がありますので注意が必要です。

運動不足、姿勢、筋肉の凝り、ストレス、糖質過多、食べすぎに原因であることが多い

です。

ストレスと腰痛って関係があるの?と思われる方がいると思います。

私が今から15年以上前にジョン・E・サーノ著「ヒーリング・バックペイン」

長谷川淳史著「腰痛は怒りである。」を読んだことがありました。

この本の中で腰痛があるときに、車の中で一人きりになって自分が持っている怒りや

不満を言葉に出して思いっきり叫ぶというアドバイスがありました。

つまり腰痛がある ⇒ 腰骨に問題があるかもしれない ⇒ 検査

ではなく、まずは、ストレスや生活環境、職場の環境、食事の内容が大切なのです。

実際にやってみると意外にすっきりします。

別に腰痛でなくても体調不良でも、症状がなくてもなんでもいいんです。

何か気づきがあることもあります。

言葉に出してすっきりしたと同時にこんなことで怒らなくてもよかったんだと思える

こともよくあります。

車の中でもカラオケルームでも一人になれたらいいんです。

このことを知ってしばらくして週末に激しい頭痛と39度の高熱に襲われました。

週明けに担当の患者さんの手術があるため、緊張して準備をしていた矢先でした。

私は熱に弱く38度以上になると気分がハイテンションになってしまいます。この時も

熱によるハイテンションと早く治さないと大変なことになるという焦りと、体調管理が

できていない自分に対する怒りがありました。

自分で自分がわからなくなり、混乱状態になりました。

壁を足で叩きながら「熱なんか出している場合じゃないぞ!しっかりせんか!」とどな

っていました。たまりかねた妻がいろんな痛みに効くというベトナムオイルを頭に塗っ

てくれました。それから急に頭が気持ちよくなって頭痛がなくなり解熱しました。

怒りを言葉に出せたためなのか、オイルが効いたのかはわかりません。

 

話が脱線しましたが・・・・

 

当院では腰痛健診を行っております。約40分程度かかります。

 

問診 ⇒ 腹筋、背筋の筋力テスト ⇒ 脊椎の診察 ⇒ 食事内容や、職場でのストレスチェック

 

を行い、検査結果や腰痛の原因、職場での改善点、食事療法について

アドバイスさせていただきます。

 

インフルエンザについて

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今年はワクチンの供給が追いつかず、予防接種をご希望されていた患者様には大変ご迷

惑をおかけしました。中には今年はあきらめてしまった方も多いのではと思います。

インフルエンザ予防接種の目的は2つあります。

① インフルエンザに罹っても症状が軽くて済む。

② インフルエンザに罹っても集団感染力が弱くなる。

ですので、罹らないわけではありません。

では、罹らないようにするにはどうですればいいか?

 

1.十分な栄養

2.十分な睡眠、休息

3.手洗い、うがい、マスク着用

 

3.は実践的だが1.2.はよくわかるようなわからないような・・・・

 

1.⇒糖質を控えめにする。腹8分にする。食べ過ぎた翌日は1食抜く。

無理して食べないようにして胃腸、肝臓を休める。など。運動も大切でしょう。

 

2.⇒仕事は簡単には休めない方が多いですね。なかなか難しいです。

寝るときはできるだけお部屋をできるだけ真っ暗にして眠れるホルモン

メラトニン」がたくさん分泌されるように工夫しましょう。外国の高級ホテルでは、

より質の高い睡眠を提供するために、エアコンのランプやテレビの電源ランプや画面を

隠すサービスがあるくらいです。

 

もう一つ付け加えるとと、

免疫力をUPし予防するためには、

 

ビタミンC1日2g以上、またはそのとき1回2g摂取

ビタミンCはウイルス、細菌に対して効果があります。

ビタミンCを1日2g以上摂取することをお勧めします。

予防でなくても、風邪の前兆があれば早めに1g以上摂取することが大切です。

ビタミンC2gを食品で摂取ることは不可能なのでサプリメントを使いましょう。

 

ビタミンD1日1000単位~4000単位摂取

ビタミンDインフルエンザの予防効果があることが知られています。

紫外線を1日20分程度浴びると1日に必要なビタミンDを皮膚で合成する

ことができます。

ガラス越しで日光を浴びてもビタミンDは作られませんので、直射日光を浴びることが

難しい場合、皮膚のトラブルを気にして直射日光を避けている方、天気が悪い日では

体内で十分なビタミンDを合成することができません。

そんな場合にサプリメントビタミンDを補給するのがいいでしょう。

インフルエンザ流行する時期は割り切って数か月服用するのもいいと思います。

 

2018年今年もよろしくお願いいたします。

YSくまざわクリニックが昨年6月1日に開院して8か月目に入りました。

今年もスタッフ一同、一人でも多くの方に「来てよかった!と言っていただける

医療サービスを心がけていきますのでよろしくお願いいたします。

                       2018年1月4日院長 熊澤浩明

 

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