鉄不足でうつになることがあります。
鉄不足とうつ症状の関係について
体に蓄えてい入る鉄が少なくなると以下のような症状が出ることがあります。
〇 頭痛
〇 いらいらしやすい、集中力低下
〇 神経過敏、些細なことが気になる
〇 立ちくらみ、めまい、耳鳴り
〇 疲れやすい
〇 関節痛、筋肉痛、腰痛
〇 のどの違和感(のどが詰まる)
〇 冷え症:手足が冷たい。
〇 朝なかなか起きられない
〇 皮下出血(アザ)ができやすい、鼻血が出やすい
〇 肌荒れ、髪が抜けやすい、爪がもろくなった、シミが多くなった、ニキビ
〇 不妊
〇 足がむずむずする
〇 氷が大好き
上記を症状を訴えて病院で診察や検査を受けも異常がない方が最近多いです。
原因がわからないとなると医師も患者さんも困ってしまいます。
ストレス?
となると精神科や心療内科の受診を勧められることがあります。
うつ病(朝起きられない)、パニック障害(喉の詰まり)、不安障害(神経過敏)、
等と診断されることがあります。
学生さんですと、
☑ 不登校(きつくて朝起きられない)
☑ 境界性人格障害(神経過敏で切れやすい)
等と診断されることもあるようです。
我々は食べ物の栄養素からエネルギーをつくっています。
1つの細胞の中に1000くらいあると言われているミトコンドリアでATPという
エネルギーを作っています。このエネルギーをつくる過程で鉄が必要です。
血液検査で「フェリチン」という項目を測定すると診断できます。
フェリチンは30以下(40以下とする医師もいます。)で鉄欠乏と診断します。
男性の99.9%、50歳以上の女性の80%はフェリチンが100以上です。
しかし、15-50歳女性の80%はフェリチン30以下の鉄不足、40%はフェリチン10以下
の深刻な鉄不足であることが、心療内科医の藤川徳美先生のデータで明らかになって
おります。藤川先生は「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」という著書を出版され
すばらしい臨床結果を出されておられます。
鉄不足だと十分エネルギーをつくれないので、上記のような症状が出るわけです。