YSくまざわクリニック院長のブログ

とにかく受診したいと思うクリニックを目指して

栄養失調で学校に行けなくなったケース

症例

18歳 女性

 

2018年5月から学校に行けなくなり、朝が起きられなくなった。

6月から精神科病院に入院となった。

部活や塾にも通っていたので相当無理をしていたようだ。

薬でよくならないので父親に連れられ2018年7月に当院受診。

 目がうつろで活気がない。炭水化物の摂取が多い。

血液検査:尿素窒素10 フェリチン10と高度のタンパク質、鉄不足と診断

低糖質、高たんぱく食の食事を開始。

ビタミンB,C,などのビタミン剤や鉄剤などのミネラルも開始した。

 

6月 

イライラしなくなった。

 

9月 

夏休みは体調良かったが2学期から悪化。ときどき、死にたいと

思うようになった。

サプリは服用できているが、プロテイン、食事療法はできていなかったため

プロテイン、食事療法がもっとも大切なので絶対に実行するよう指導。

 

10月

学校に行けてないが体調はいい。プロテイン、食事療法がんばっている。

表情がよく笑顔が見られる。

 

12月

週1、2回学校に行けるようになった。笑顔が見られるようになった。

プロテインしっかり飲めている。

 

12/21

学校に毎日行けるようになった。フェリチン100まで回復している。

 

糖質を摂りすぎて蛋白不足不足となり、鉄不足も加わり、質的失調となったケース。

がんばって食事、栄養療法を実践した結果改善した症例です。

 

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